はり灸治療というと、どんなイメージをお持ちでしょうか。
ご経験のない方は、おそらく痛いとか熱いとか、ひいては怖いというイメージがあるのではないでしょうか。
はり灸治療を受けた方でも、怖い思いをされ二度と受けたくないという話も聞いております。
はり灸刺激の感受性は、人によって大きく異なります。過敏な方に刺激量が多すぎれば、当然ながら痛かったり熱かったりしてしまいます。
一方、強い刺激が必要な方に、刺激量が少なすぎれば、治療効果が出ない結果となってしまいます。
当院では、まずその点に重きを置き治療に入っていきます。一人ひとりの感受性に合わせたはり灸治療を施してまいります。
はりの感受性に対する刺激量は、はりの種類(材質、長さ、太さなど)や深さまたは手技によって調整していきますが、例えば深さでは、1mm以下で当てるだけの浅くて済む方、何cmも深く刺入しなければ効かない方など、はりの深さは人によって全く異なるのです。
その方に合った深さであれば、痛みは感じないどころかむしろ気持ちがいいと感じてしまうようです。灸の感受性もはりと同様に、刺激量が合えば眠ってしまう方もいらっしゃいます。
そのようなはり灸の感覚を是非体感して頂けたらと思っております。
薬剤師 鍼灸師
院長 外 山 正 文